文学部への進路を検討されているみなさん、どこの大学の文学部がどれぐらいの偏差値化をご存知でしょうか。希望する学部の偏差値は進路を決める際の重要なファクターとなります。
今回は 国公立 大学の 文学部 に的を絞り、 偏差値 の高い順のベスト5をご紹介いたします。
全国の国立大学「文学部」偏差値上位5校はどこの大学か
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何においてもトップクラス、京都大学文学部
日本全国にある国公立大学の中で偏差値72でトップに名乗りを上げるのは京都市左京区にある「京都大学」の文学部です。
さすが全てにおいて1位2位を争い続けている名門難関国立大学だけあります。
京大の文学部に設置されている学科は「人文学科」のみとなり、募集定員は約220名となっています。
多くの専攻の中から自ら学びたいことを選べることから、学ぶ楽しみを得ることができます。
専門的な分野の授業では少人数制を取り入れているので、内容の濃い授業でしっかりと指導を受けることもできます。
平成29年度の京大文学部、人文学科への倍率は3.26倍と言われており、なかなかの狭き鬼門と言えるでしょう。
偏差値70越え、なにわの名門国立大学「大阪大学」
とにかく研究第一主義と名高い、大阪の名門国立大学「大阪大学」の文学部が偏差値70程度で第2位となります。京大と同じく、文学部にある学科は「人文学科」ひとつとなります。
募集定員は約165名、平成29年度の倍率は2.84倍とこの数字から人気の高さが伺えます。大阪大学文学部は就職に関して評価が高いことが特徴です。
卒業生の進路も大手出版社である「講談社」や、日本語や文学に長けているからこそ活かせる「国立国会図書館」や「日本放送協会」が代表としてあげられています。
ですが在籍者の多くは専門分野を追求するため、大学院へ進路を進める方も多くなります。それ以外では教職の資格を取得する生徒も多くなっています。
京大が3年生まで専門的な分野を選択できないことに対し、大阪大学では2年生で研究室やゼミの配属を決定します。
これは京大だけでなく、他大学の中でも比較的早い段階となっています。専門的な知識を早くから習得できることは大きな魅力と言えるでしょう。
愛知の名門「名古屋大学」の文学部
偏差値67で第3位となるのは研究に重きを置き、専門分野へのあくなき追求を続ける「名古屋大学」の文学部がランクインしました。
文学部人文学科の平成29年度の倍率は約2.37倍と、大阪大学の文学部に迫る勢いです。
募集定員は約125名で、大阪大学と同じく、1年生では一般教養を学び、2年になると専門的な知識を学ぶこととなります。
人文学科には「文芸言語学」「哲学倫理学」「歴史学・人類学」「環境行動学」の4つのコースにわけられそこから細分化された専攻は20にもなります。
募集定員からみても、それぞれの専攻は少数精鋭となるため、密な関係を気付くことが可能で研究に精を出せることにも定評があります。
教授陣も、1つのことを深く掘り下げて研究している方が多く、倣うことで研究の仕方まで学べることも魅力です。
3位同点タイに名乗りを上げるのは「神戸大学」
名古屋大学と肩を並べる偏差値67を誇るのは兵庫の国立大学「神戸大学」です。
昭和24文学部人文学科の平成29年度の倍率は3.07程度と、偏差値トップの京大文学部に引けを取らない倍率の高さで、人気ぶりが伺えます。
文学部の募集定員は約115名と他に比べて少し少な目です。生徒数が少ないにもかかわらず、講座は5つ、そこから選べる専攻の数はなんと15もあるため、少数精鋭となり学ぶ環境としては最適です。
国際交流も盛んにおこなわれており、グローバルな視点からも文学部の授業を受けることができることが魅力です。
文学部の偏差値が高い大学は西に多い?
この後に続くのは偏差値66で「京都府立大学」「九州大学」となります。
ここまでの偏差値らの高い文学部をみると、なぜか西日本エリアに集中している傾向があります。
西日本に文学部が学びやすい環境が多いかと言われると微妙ですが、何か共通する魅力があるのかもしれません。
文学部を志望されている学生の皆さんは、ぜひ今回ご紹介した大学の文学部のさらなる魅力を探究してみてください。
それは確実に文学部で学ぶことに繋がっていくはずです。
まとめ
全国の国立大学「文学部」偏差値上位5校はどこの大学?
何においてもトップクラス、京都大学文学部
偏差値70越え、なにわの名門国立大学「大阪大学」
愛知の名門「名古屋大学」の文学部
3位同点タイに名乗りを上げるのは「神戸大学」
文学部の偏差値が高い大学は西に多い?