神奈川県相模原市に位置する麻布大学付属高校は、駅から教室まで徒歩10分とも言われる立地の良さです。学力に磨きを掛ける「7限セミナー」や、「全校語彙力小テスト」など特色のある「 麻布大学付属高校 」の偏差値や概要についてご紹介します。
心豊かな人材を育成する「麻布大学付属高校」の概要や偏差値(前編)
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麻布大学付属高校とは
麻布大学、創立70周年事業の一環で設立された「麻布大学付属高校」は、現在57年目を迎えました。大学と一体化しているため、一般的な高校よりも落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
立地柄、学校の周辺は閑静な住宅街となっており、環境も良いと言えるでしょう。ただし、学校付近は交通量が多いことから、生徒の安全を守るため毎朝ガードマンが立って通学する生徒たちを見守っています。
公式HPでも1ページ使って紹介しているだけある制服は、可愛くて女子生徒たちにはかなり人気が高いようです。
高校専用のグラウンドはかなりの狭さであまり使用されてはおらず、主に大学の総合グラウンドを強要で使用し、そちらで体育の授業や体育祭などが開催されています。
こちらも大学と共用使用されている「アリーナ」と呼ばれる体育館は、地上2階建て、延べ床面積が約3652平方メートルの広さとなっています。これはバスケットゴール約2面分程度となります。
現在生徒数は1,300人を超え、教室が足りなくなってしまい近年、新しい校舎が増設されました。学習施設、体育施設、共有スペース、すべてにおいて生徒目線で使いやすさを追求した空間づくりを意識しているそうです。
麻布大学付属高校の教育
「夢を語り、学問を追究・実践し誠実なる校風の基、平和社会の建設に貢献する」を教育理念に掲げ、「学力の向上」「生きる力の醸成」「命の大切さへの認識」の3本の柱を教育方針としています。
個々の個性を伸ばし、意思を尊重するだけではなく、そこから豊かな人間性を育成し、社会性を育むことにも力を入れています。それらは「命の大切さ」を自覚させ、さらには博愛の精神を育てます。他人の痛みがわかる人材の育成に力を入れている点には注目です。
教育指導としては、「習熟度別教育」がとりいれられており、そのため「特進クラス」と「進学クラス」に生徒たちをわけて授業を行います。2年生になるとそこからさらに「文系」と「理系」にわかれて指導を行うことになります。
この「文系」と「理系」は一度決まってしまうと変更ができないところは残念なところです。
通常授業以外にも学力向上を目的としたセミナーが多く開催されており、6時限目で終わる日を使った「7限目セミナー」や、通常授業のない週末におこなう「土曜授業」、長期休暇時期に開催される「夏期集中講座」などがあります。
麻布大学付属高校の特徴としてあげられるのは、毎週月曜日におこなわれる「全校語彙力小テスト」です。これは英・国のテキストから毎回10問程度出題され、学力の基礎となる語彙力を高め、身に着けることを目的としています。
全校一斉におこなうことで、競争心も養うことができると評判です。
まとめ
心豊かな人材を育成する「麻布大学付属高校」の概要や偏差値(前編)
麻布大学付属高校とは
麻布大学付属高校の教育