栃木県足利市に位置する県立「 足利高校 」は、全日制の男子高校です。
「足高(あしたか)」の愛称で親しまれ、数年後には創立100周年を迎える歴史ある高校です。国際的に活躍する人材育成に力を入れている「足利高校」の 偏差値 や概要をご紹介します。
国際人の育成に重点を置く「足利高校」の偏差値や概要
足利高校の歴史
まもなく100周年を迎えようとしている足利高校の歴史は、大正10年から始まります。この年に開校された栃木県立足利中学校が前身となります。
昭和23年に学制改革により新制高等学校となる「足利高等学校」へと生まれ変わりました。
当時は「普通科」と「商業科」そして「定時制課程(夜間商業科)」で構成されていました。
昭和26年には栃木県立高校として制定され、名称も「足利高等学校」から「栃木県立足利高等学校」に改称されました。
その後昭和43年になると「商業科」は廃止へ。平成18年の3月をもって定時制課程も廃止され、現在は全日制普通科のみとなりました。
足利高校の偏差値
現在は普通科のみとなった足利高校の偏差値は56です。栃木県内の公立・私立を含めた193校のうち33位となります。
公立高校のみでみると121校中、15位となりますので高い偏差値であることがわかります。
足利高校の教育
文系・理系のみならず、英語と理数科目に重点を置く「国際数理コース」を設け、国際的に活躍でき、社会に貢献できる人材の育成を目指しています。
平成18年からは、さらなる英語教育の高みをめざし、授業時間の増加や独自のカリキュラムとなる「学際研究」という強化も実施しています。
国際的に活躍するためには学際的な研究の方法論なども同時に学んでいます。
このような学問を修得することで、課題解決能力や、プレゼンテーション能力、さらには表現力を高めていきます。
文系の「SPコース」もこれらの教育の一環として設けられています。こちらのコースでは将来、文系での分野で国際的に活躍できる人材の育成を目指し日々指導に熱を入れています。
生徒たちが生き生きと過ごす学生生活
文武両道・質実剛健の校訓にのっとった行事や部活動は盛んにおこなわれています。
隣接している群馬県太田市に位置する「群馬県立太田高等学校」とは毎年対抗戦を開戦しています。
2年に一度の「本戦」は大々的におこなわれることで、ひとつの名物とまでなっています。
文化祭や体育祭も、生徒たちが一丸となって取り組み、学校をあげた行事となっています。
しかし、男子校特有のバンカラな雰囲気はなく、雄大な自然に囲まれた環境によく似合う、自由でおおらかな校風となっています。
足利高校の部活動
部活動では水泳部が有名で、2年に一度おこなわれる「足高祭」では「ウォーターボーイズ」のショーを披露し、毎回大盛り上がりをみせています。
参加する選手たちは、早くから練習を始め、毎日朝から夕方まで少しでもよいものを披露するために必死で練習を重ねています。
もちろん、これだけではなくインターハイへの出場毛経験などもあり、足利高校の花形部活といっても過言ではありません。
他にも陸上部も県内では屈指といわれており、多くの記録を保持しています。厳しいことで有名な野球部は、それ以上に充実感溢れる生徒たちの顔が印象的だと言われています。
運動部が14個、文化部が10個とジャンルも豊富で、どの部活動も生徒たち主体で楽しく活動しています。
校訓に「文武両道」を掲げているだけあり、成績が優秀なだけではなく、部活動でもしっかりと活動しさまざまな成果を成し遂げています。
足利高校の卒業生
足利高校の卒業生といえば、作家である「相田みつを」氏の名前がまずあがります。とはいっても相田氏は旧制の「栃木県立足利中学校」卒業となっています。
コンピューターゲームの「コーエーテクモゲームス」などを束ねる「株式会社コーエーテクモホールディングス」の代表取締役社である「長襟川陽一」氏もこちらの卒業生です。
昭和のアイドルシーンを盛りあげた作詞家の「売野雅勇」氏も卒業生です。
まとめ
国際人の育成に重点を置く「足利高校」の偏差値や概要
足利高校の歴史
足利高校の偏差値
足利高校の教育
生徒たちが生き生きと過ごす学生生活
足利高校の部活動
足利高校の卒業生