栃木県の南部に位置する足利市にある「 足利女子高校 」は日本最古の学校として有名な、県立の全日制女子高校です。
長き歴史に培われた校風や 偏差値 、概要などを含めて「足利女子高校」とはどのような高校かについてご紹介します。
制服の二つの星がシンボル「足利女子高校」の偏差値や概要
日本最古の学校
日本最古として有名な「足利女子高校」の歴史を紐とくと始まりは明治42年にまで遡ります。その歴史の始まりとなるのは「足利高等女学校」でした。
現在の「栃木県立足利高等女学校」へと改称されたのは、県立移管がおこなわれた大正12年のことでした。
平成30年現在、創立109年を迎え、由緒正しい歴史のある県下屈指の伝統校として生き続けています。
足利女子高校の学区
足利女子高校は女子高でありますが、公立高校です。そのため学区が設けられています。
「安足学区」と呼ばれている学区は「足利市」と「佐野市」一帯が含まれています。
ちなみに、学区外からとなる他学区からの入学も認められており、その場合は定員の25%までと定められています。
自学自習の精神を養うための努力
全日制の足利女子高校の授業は1コマ45分で、1日に7限までおこないます。
土曜日には「土曜講座」と呼ばれる全学年を対象とした課外授業をおこなっています。補習や、入試対策が行われることもあります。
もともと足利女子高校では生徒の自学自習を強く勧めているため、土曜日は原則学校は解放されており、自由に自習を行うことが可能です。
それぞれの教室が解放されるスタイルですので、テスト前などに人が集中しても、安心して自習を行うことができます。
各教室以外で自習をする場所ももちろん用意されています。その名も「自修室」です。
放課後など時間がある時に積極的に自習に取り組める環境を作りたいと設置されました。40席からなる座席数には毎日多くの生徒が集まり自学自習に励んでいます。
他にも、放課後や夏季・冬期のような長期休業中にも利用できる図書館も用意されています。
すべての場所に於いて冷暖房が完備されているので、暑いさなかでも、かじかむ寒さの真冬でも、適切な環境で安心して勉強に励むことができます。
その成果を活かすべく、郊外模試への積極的な参加をおこない、客観的な自分の学力把握に努めています。
広い世界に出て、全国にいるライバルたちと競い合うことで、自分の課題をみつけみつめ直すことができます。
足利女子高校の偏差値と進路
足利女子高校の偏差値は57で、栃木県内の公立・私立を含めた193校のうち30位となっています。公立だけでみると121校中13位ですのでなかなかの数字です。
生徒一人ひとりに即した進路実現を目指した多彩なカリキュラム、習熟度別の少人数制の授業などが功を奏し、このような高い偏差値となっています。
進路に関しても、大半の生徒が進学しています。平成28~平成30年どの進路実績をみると国公立大学への進学や、難関私立大学への進学者も多く見受けられます。
国公立で最も多いのは地元からのアクセスの良さからか「群馬大」が断トツとなっています。続くのは公立の「高崎経済大」や「群馬県立女子大」となっています。
私立大学では地元にある「白鴎大」が断トツとなっています。
「早稲田大学」や「上智大学」、関西圏では「同志社大学」や「立命館」など、わずかではありますが確実に合格者を輩出しています。
評判の高いデザインの制服
足利女子高校を語る上で忘れてはいけない「制服」「ツースター・スリーライン」のデザインのセーラー服は、地元女子の間では羨望のまなざしを浴びるとまで言われている人気のデザインです。
この制服に憧れて入学する生徒も少なくないと評判です。その人気の高い制服は、実は昭和14年に制定されました。
実に70年以上の月日を経ても色褪せることなく、女の子たちの憧れの存在となっているのです。
足利女子高校もそのことをよく理解しており、公式サイトでも制服についてのみのコンテンツを用意しています。
これまでの足利女子高校の制服の歴史が一目瞭然できますので、ぜひ一度チェックしてみてください。
まとめ
制服の二つの星がシンボル「足利女子高校」の偏差値や概要
日本最古の学校
足利女子高校の学区
自学自習の精神を養うための努力
足利女子高校の偏差値と進路
評判の高いデザインの制服