福島県郡山市に位置する 安積高校 (あさかこうこう)は、全日制普通科の公立高校です。元々は男子校でしたが2001年(平成13年)男女共学に変更されています。
明治から続く長き歴史と伝統をもつ安積高校とはどのような学校なのか、 偏差値 や概要を交えてご紹介します。
福島県内トップクラスの進学校「安積高校」の偏差値や概要
安積高校とは
1884年(明治17年)に創立された「福島県福島中学校」を前身とする安積高校(正式名称「福島県立安積高等学校」)は、福島県内でも有数の進学校です。
現在は普通科のみとなっていますが、過去には理数科も設けられていました。
「伝統を受け継ぎ、新しい時代を切り開く」というスローガンをもとに135年の長き歴史と伝統を守りながらも、新たな発展を遂げるため日々努力を続けています。
長く男子校であったこともあり、男女共学となった今も生徒の約7割近くが男子生徒となっています。
同じ郡山市内に分校となる「御舘(みたて)校」があります。
学校正面にある旧校舎は創立100周年事業で「安積歴史博物館」として開設され、重要文化財として指定されています。
「安積歴史博物館」は、2011年(平成23年)に起こった「東日本大震災」により被災しましたが、2013年(平成25年)には修復を終え一般公開も再開しています。
1学年8クラス、全校生徒数は956名、「開拓者精神」「質実剛健」「文武両道」を礎とした校訓とも言うべきの「安積の精神」を胸に、高い志を持ち、文武両道を貫き、夢の実現に向けて努力をし続ける人材の育成に努めています。
安積高校の教育
安積高校の目指す教育は、全人教育を目指すこと、知徳体を錬磨すること、そして時代を担って人類に貢献できるような、志の高い有意な人材を育成することです。
その目標を成し得るためには、常に高い志を掲げて、知性を磨き続けることが必要だと生徒たちに指導しています。
長き歴史と伝統の積み重ねだけではなく、生徒それぞれの個性を伸長する柔軟な思考を持ち、生徒たちの知性と情操、そして実践力を養うため尽力しています。
その結果、真理と正義を愛することのできる質実にして真摯な人材の育成を行います。
学習面では家庭学習と自学自習の習慣づけを徹底し、自らの目標に向かって自主的に取り組む姿勢を育成しています。
授業第一主義を根底にし、アクティブ・ラーニングを取り入れた授業では、生徒たちが主体的に、協働的に、多くの学びを育んでいます。
校内研修も積極的に行っており、教職員のレベルを一定以上にし、より質の高い指導が行えるよう心がけています。
このことにより、生徒たちのニーズに適した、クオリティの高い授業をおこなえるのです。
安積高校の偏差値
県内でもトップクラスの志望校として君臨している安積高校の偏差値は67で、県内の216ある高校のうち第2位となっています。
1位は同じ県立高校である「福島高校」となっており、偏差値は68でわずか1ポイントのわずかな差で後を追っています。
安積高校の進路指導と合格実績
高い偏差値は進路実績にも反映されていて、例年東京大学への進学者を排出しています。それはひとえに進路指導のたまものでもあります。
独自のカリキュラム「安積セミナー」を始めとする、大学見学会や各種講演会などを実施し、早い段階から生徒たちに高い進路目標の設定を促しています。
定期考査や校内模擬試験のクオリティを高くし、難関大学入試にも対応できる学力を養っています。
定期的な個人面談や、生活・学習の実態調査もおこなわれており、教育相談やカウンセリングを積極的に行うことで、生徒それぞれにあった希望進路の実現を計画的に支援しています。
最新の大学合格実績をみると国公立・私立ともにバランスよく合格者が出ています。
最も合格者が多いのは地元からのアクセスの良い国立大である「東北大」となっています。
次いで多いのはやはり国立の「福島大学」です。東京大学への合格者は3名が現役工学を果たしています。
私立大学では、早稲田大学、明治大学など数多くの難関私立大学への名前があがります。
まとめ
福島県内トップクラスの進学校「安積高校」の偏差値や概要
安積高校とは
安積高校の教育
安積高校の偏差値
安積高校の進路指導と合格実績