「秋高(しゅうこう)」の通称で親しまれている「 秋田高校 」は秋田県秋田市に位置する男女共学の全日制県立高校です。長い歴史をもつ由緒正しい秋田高校は県内でも屈指の進学校として有名です。
その 偏差値 はいかほどなのか、「秋田高校」の概要を踏まえながらご紹介します。
秋田の名門、文武両道を目指す「秋田高校」の偏差値や概要
秋田高校の歴史
平成30年に創立145年を迎えた秋田高校の始まりは明治6年にまで遡ります。当時秋田市にある「東根小屋町日新学校」の中に「洋学科」が増設されました。
これが秋田高校の長い歴史の始まりです。その後長い年月を重ね、ようやく現在の名前となる秋田高校になったのは昭和28年のことでした。
昭和39年には昔からあった定時制を「秋田県立秋田明徳館高等学校」分離し独立させ、昭和43年には1クラスのみではありますが「理数科」を設置。同年には併設していた「通信制課程」を「秋田県立秋田明徳館高等学校」へと移管させました。
そして昭和も残り少なくなった63年に2学期制を導入し、現在の形にかなり近づいてきました。
しかしそこからも多くの時間を費やし、「普通科」「理数科」というくくり募集を開始し始めたのは平成10年のことでした。こうして現在の秋田高校は確立しました。
秋田高校の環境
秋田高校はあきた市街を見下ろすことができる高台に位置しています。
自然豊かな緑あふれる環境で、校舎の裏山には「太平山」より連なっている森が広がっています。あまりにも自然溢れる環境のため、時折カモシカやクマが出没することもあるそうです。
最寄駅はJR秋田駅になりますが、高台に位置しているため歩くと30分近くかかります。
秋田中央交通のバスを利用すればバス停より徒歩5分となります。アクセスする際はバスがおすすめです。最寄りのバス停は手形山経由の大学病院線「大松沢バス停」となっています。
秋田高校が設置しているコースと偏差値
秋田高校は冒頭でもお話ししているように、秋田県を誇る屈指の進学校です。その偏差値は秋田県内トップとなり、難易度は間違いなくAランクとなります。
設置されているコースは「普通科」と「理数科」の2つとなり、偏差値はどちらも県内1位となる69となります。偏差値からみる合格圏内の範囲は66~72となりますので数値だけでみるとかなりの難関であることが分かります。
この実力は全国的にみても205位程度にランクインします。
文武両道の学生たち
これだけの高い偏差値を誇る秋田高校は、文武両道を地で行く部活動の実績を保持しています。
文武両道であれと言う指導方針を生徒たちが自主的にしっかりと実施している結果は数多くの結果へと繋がっています。
現在の部活動は運動部が17個、文化部が18個、加えて同好会が10個と多くの選択肢が用意されており、生徒たちの大半が部活動に所属しています。
その実力は、過去に甲子園への出場を2桁も果たしている硬式野球部や、全国大会に6回以上出場しているラグビー部を筆頭に。
高校総体優勝を果たした実力をもつ剣道部など、全国レベルのすばらしい実績が数多く残されています。
運動系の部活動だけではなく、文化系の部活動も盛んで将棋部や囲碁部、放送部や文芸部なども全国大会への出場・入選を果たしています。
自主自律を学ぶ「秋校三大行事」
秋田高校には生徒たちの「自主・自立」の精神を学び育むためのビッグイベントとなる行事が3つあります。
1つは毎年4月後半に行われる「体育祭」、2つめは毎年7月の上旬に2日間にわたって行われる文化祭の「秋高祭」、そして3つめは毎年8月の下旬に開催されるスポーツの大会「学級対抗」です。
どれも教師などの力を借りず、生徒たちの力だけで計画し実行するまでがセットとなっており、この行事を経験することで生徒たちは一回りも二回りも成長します。
その自主自律の精神を養うことは、将来社会に出た時に必須となる大切なものとなります。それを徹底的に経験させることで、未来を担う人材育成へとつなげていきます。
秋田高校の進路実績
県内屈指の名門進学校の進路実績は大半の生徒が大学進学を目指す形となっています。
平成30年度の進路実績をみると最も合格者が多いのは「秋田大学」で38名、次いで多いのは「新潟大学」が26名と地元の国立大学への合格者が目立ちます。
しかし当然名門進学校ですので「東京大学」にも13名が、「京都大学」にも1名の合格者を輩出しています。難関私立大学への合格者も多く、名実ともに名門進学校であることがよくわかります。
まとめ
秋田の名門、文武両道を目指す「秋田高校」の偏差値や概要
秋田高校の歴史
秋田高校の環境
秋田高校が設置しているコースと偏差値
文武両道の学生たち
自主自律を学ぶ「秋校三大行事」
秋田高校の進路実績