高知県高知市に位置する「土佐高校」は、中高一貫教育をおこなう私立の高校です。閑静な住宅街にあり、自然環境も抜群なロケーションで、生徒たちが勉強するには良い環境と言われています。その成果は偏差値や進学実績にも大きく反映されています。
今回はその「 土佐高校 」について詳しくお話しします。
生徒も教師もとにかく熱い、高知の名門「土佐高校」の魅力
土佐の名門「土佐高校」とは
偏差値67と、高知県内1位の偏差値を誇る「土佐高校」は、1920年(大正9年)11月18日に設立されました。観光地としても有名な「筆山(ひつざん)」の麓に位置し、緑豊かな自然の中に囲まれています。
近くにはこちらも観光の名所となる「はりまや橋」があり、そこから徒歩7分となっています。男女共学の私立高校でありながら、男子寮だけが存在することでも有名です。
また、校歌以外に「応援歌」が存在することも珍しい特徴です。余談ではありますが、校歌、応援歌に加え、創立30周年に作成された「30周年記念歌」も存在します。
この30周年記念歌は、校歌・応援歌がそれぞれ2番までに対し、なんと5番まであるということに驚かされます。2009年に新校舎が完成し、設備の充実度も魅力です。とくにトイレは、まるでホテルのトイレとみまごうほどの美しさだと評判です。
文武両道・自由な校風
名門校としての特徴の例にもれず、「土佐高校」も自由な校風と、文武両道を目指すスタイルが特徴的です。生徒同士の関係も密度が濃く、卒業してからも交流が盛んにおこなわれています。
その雰囲気の良さは、毎年行われるオープンスクールでも肌で感じることができるます。入学の志望動機に、オープンスクールで感じた学校の雰囲気の良さをあげる人も多いようです。
もちろん、自由な校風とはいえ、最低限の校則は存在し、ルールを守ることの大切さも学びます。部活動も盛んで、運動系・文化系のクラブが同好会なども含め、それぞれ22個ずつと、個性を生かすことができる選択肢の多さです。
野球部は過去には甲子園に出場した経歴もあり、その他にも全国大会への出場を果たしている運動部が多く存在します。文化系のクラブでも吹奏楽部や将棋部、オーケストラ部などが全国大会出場を果たす勢いを持っています。
ボランティア活動を行う「インターアクト」や、「日本郵便友の会活動優秀学校賞」を受賞した経歴を持つ「PFC」のような珍しいクラブもあり、生徒たちの個性的な一面を垣間みることができます。
進学と入試
中高一貫校ということもあり、中学からの在籍している生徒は、ほぼ100%高校へ内部進学します。ですが、土佐高校では高校からの入学者も積極的に受け入れています。土佐高校では推薦入試はおこなっておらず、一般入試のみとなります。
募集人数は「S方式」と「H方式」の2つあわせて約50名とされています。「S方式」と「H方式」とは、受験スタイルであり、従来の推薦入学と一般入試の良さを、それぞれ受け継いだ形となっています。
受験生はふたつの特徴を理解し、どちらかを選択して受験に挑むこととなります。進学実績に関しては、平成29年度の合格実績をみると、東大が2名、京大が7名の合格者を輩出しています。
最も多いのはやはり地元となる高知大学かと思いきや、実は京都にある立命館大学が最多となっています。その他には早稲田や慶応など、難関私立大学への合格者も目立ちます。
魅力あふれるイベント
在籍する教職員・生徒、もれなくイベントが好きだという点も、土佐高校の特徴といえるでしょう。土佐高校のイベントといえば、なんといっても運動会の「やぐら」です。これは毎年、高校3年生の生徒たちが、応援を行うため「やぐら」を作成するというものです。
生徒たちが趣向を凝らし、デザインを考え、設計し、組み立てまでおこなう「やぐら」は、土佐高校の名物とも言えます。土佐高校の公式サイトでも「やぐら」の紹介のためだけに1ページを割いており、過去のやぐらを閲覧することが可能です。
もちろん、やぐらだけではなく、運動会自体も、例年かなりの盛り上がりをみせ、生徒たち自身も「自称・日本一の運動会」と称するほどとなっています。
「向陽祭」と呼ばれる2年に一度開催される文化祭は、生徒の間では「毎年やってほしい」と声が上がるほどの人気ぶりです。
生徒たちだけでなく、学校全体がイベントに協力的で、一丸となっておこなうということは、生涯の思い出として生徒たちの心に刻まれることでしょう。
まとめ
生徒も教師もとにかく熱い、高知の名門「土佐高校」の魅力
土佐の名門「土佐高校」とは
文武両道・自由な校風
進学と入試
魅力あふれるイベント